マスク体験 in Paris
2020年3月12日になりました。
パリからマスクを着けてみた状況をお届け致します。
さてさて、只今この記録を忘れる前に今日のうちにまとめておこうと、帰りの車内で書いているところです。
ついにフランスもコロナウイルスの感染者数が2000人を超えてきまして、あまりの怖さに今日初めて日本から持参していたマスクを着用してパリの電車に乗ってみました。
まぁ見られること見られること。
至って普通のマスクですよ、白の。別にクマの口とかが描いてある訳じゃないです。
バスでもトラムでもメトロでもマスク着けていたのは私だけでしたね。
視線が痛いとはこういう事なのだと。
パリではここ最近、「マスクは法律で禁止されている」と警察官に扮した人から、マスクを着用していた中国出身の方が罰金を支払わされる詐欺が起きていて(禁止なのは目出し帽などです)、マスクを着けているといかに目立ち、フランスでは珍しい物かが窺えると思います。
フランスではマスクを着けても予防効果はないと考えいるらしく、友人達には「着けてるのは医者と重病の人だけだよ」と言われ、
更にある先生に「元気?」と聞かれたので「マスク着けてガードしてるから今は元気」と返答したら「何でマスク着けるの?意味ないじゃん」と言われて、
あるオジチャンは隣の男の子に向かって「フランスではあんまり一般的じゃないけど、着ける人もいるんだね〜」とか何とかかんとか。
ある先生に至っては「え!君、病気!?」と、かなり怖がられる有様。
やっぱり私フランスにいるんだなと感じた瞬間でした。
というか、というかというか!
この国の人たちは感染を止めようという気はあるの〜😱
重病の人がマスクを着けるということは、仮にマスクの外からの菌に対しては効果がなくとも、中からの菌を飛ばさない効果があるという事に対しては同意している訳ですよね?
コロナウイルスは無症状でも保菌している可能性があるのは周知の事実。
マスクが不足しているのは理解してますが、仮に全員がマスクを着けたり、布で鼻や口を覆っていれば飛沫感染は防ぐ事ができるんじゃないかと、素人ながら一日本人としては思うのです。
(前回の記事で書きましたが、このご時世に咳をしているのにマスクもせず、ハンカチや袖で口や鼻を押さえないのは論外ですね。モラルを疑います。)
愛国心が強いイメージのあるフランス。
これ以上感染が広がれば、更に経済にも影響が及んでくる=自分たちの生活に関わって来るのに...
政府の対応等々、色々ヤキモキする事も多いけれど、国を守る役目が自分たちにもある事、そろそろ気づこうよ。考えようよ。
あなた達の大切なフランスでしょ?
個人主義は素敵な所もあると思うし、むしろ個人的には好きだけれど、今それを前面に押し出す時ではないでしょーー!?
フランス時間の本日20:00からマクロン大統領より警戒レベルを最高に引き上げる発表があるそうなので、内容に注目していきたいと思います。
以上、マスク体験初日の感想を生中継でお伝えしました。