めいぷるりんのパリ留学

フランス留学中のめいぷるりんです♪留学中に気がついたこと、考えさせられたこと、疑問に思ったこと、私の頭と心の中だけじゃなくて、どこかに文字として残したい!初ブログでワケワカメながら書いてみたいと思います!

ボヤ騒動

すごく久しぶりになってしまいました。

実は私の住んでいる寮でボヤがあり、あまりにパニクったので、未だに目がしっかりと冴えております。笑

寝れないのをいいことに書いておこうと思い至ったのであります。

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さて、そろそろ寝ようかな〜と日課のプリンを食べて(フランスのボンヌ・ママンブランドのプリン安くて美味しいんですよ、フランスにいらした際には是非!)

そして、パジャマに着替えた時でした。

ん?なんか焦げてる?

最初、自分の口からプリンのカラメルが匂ってるのかと思ってハーってしてみたけど違いそうです。

次に自分のコンロを見に行ってみたけど、問題なし。

窓を開けて外の匂いを嗅いでいるもパリの匂いがするだけ(どんな匂いだ笑)。

まさかなーと思いながら、玄関の方をクンクン

「げ!え!煙臭い!しかもかなり」

恐る恐るドアを開けてみると、煙がムワーと入ってきました!前が霞んでハッキリ前が見えないくらいで、これは一瞬で火事だ!って思い、パニクった私は、受付直通電話を慌てて掛けるも応答なし。

とりあえず、ケータイ、お財布、楽器を持って逃げることにしました。

丁度、隣のフランス人のバイオリニストの子が異変に気づいて出てきて、更に反対隣の韓国人の友達のドアをバンバン叩いて叫んで起こして、3人で楽器を背負って逃げます。

その直後、上がってきた消防隊が全員のドアを壊れそうな勢いで叩いて、火事だ!逃げろ!って叫びながら、起こして回ってました。

 

勿論、全部フランス語な訳ですが、お隣さんの韓国人の友人はまだ着いたばかりでフランス語あまり喋れないんです。フランス語で火事!火!って叫んでも彼女は理解してないみたいだったので、声の限りドアの前で叫びましたよ。

ファイアー!!!

と。笑笑

いや、今ならシュールすぎて笑えますが、あの時は本当に必死でした。

正気に戻ると、全員パジャマに楽器を背負うというシュールな出立ちなのが、また笑える!笑

 

幸い、出火元は3階ですぐ消し止められたようですが、私の住んでいる最上階が1番煙が酷かったです。

喉がまだ少しおかしいような痛いような💦

煙が速く上に登るというのは本当なんだと実感しました。

 

で、振り返ると、何故サイレンが鳴らなかったのか、防火扉はないのか?

そういえば、入居時、火災の際の避難場所やルートの説明がなかったなーと色々疑問が残りますが...。国が違えば、そういう事も違って当たり前かーと思ってみたり。

ルート確認や避難も自己責任なんでしょうね、きっと。

火事の時はサイレンが鳴ると信じてた私も私だったと思いますし、明日は避難ルートを確認しておこうと思います。

 

やっぱり地域で避難訓練したり、サイレンが鳴ったり、日本は親切ですよね!

後は、日本にいる外国人の皆さんにも分かりやすく救出、避難できるようにしてほしいなと、一外国人として思いました。

 

いやはや、まさか人生初のボヤ騒動がフランスになるとは!

恐ろしや!

 

最初にお話しした激うまプリン「ボンヌママン・カラメル」はこちらです🍮

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⚠︎よく似たパッケージでRiz au laitという、中にお米が入った、お世辞にも美味しいとは言えないのがあるので、お気をつけ下さい

 

口直しにもう一回プリン食べようかな。🍮

まだ使えるよーん

さてはて、やっとこフランスに戻って参りました。コロナでの日本への一時帰国を経て、フランス生活再スタート。いや、フランス語が鈍ったのなんのって!でもそれよりも鈍ったと思うのは、

へなちくりんな事への対応力ですねー。

(向こうから見れば、私がへなちくりんなのでしょうが...。)

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前の人が置いていったものなのか、私のお部屋に壊れた掃除機やら何やら得体の知れないものが物置にゴロゴロしてまして、一体どれがアパートの付属品なのか分からなくて、責任者の人に聞きにいくのも面倒ですし、おサボしておりました。勝手に捨てたらまずそうな雰囲気もしますしね。

でも、改めて見るとやっぱり邪魔。

重い重い腰を上げて、ついにやりました!

 

責任者の人が来てくれて、壊れてるもの等々引き上げてくれてスッキリ!

いくと思いました??笑

いく訳ないじゃないですか!ここはフランスですよ?

 

丁度数日前から湯沸かし器?電気ケトル?の蓋が、お湯が沸く直前にカポっと勝手に開いてしまうように...。

こりゃお前さんももうお疲れ様ですな、お役御免かなと思い、「ポット蓋が閉まらなくて〜、これも回収してくれます?」と責任者のおじちゃんに交渉。

「ちょっと見せてみて、うん、大丈夫〜、まだ使えるよ!

でも石灰が取れにくいから薬用酢をスーパーで買って洗ったら?」

(フランスは硬水なので、石灰が白く固まってこびりついてしまうのです)

まさかの回収拒否!?

じゃあ、またね!と笑顔でポットを除くその他の物と共に去って行きました。

いや、その薬用酢2回くらい買うお金で、新しいポット買えるんですけど!笑

 

フランスって物を大切にするというか、何でも長く使うんですよね。

 

「もったいない」って言葉が日本にはあるのに、私たちまだ着れる服を捨てたりとかしちゃうよなー。

日本の「もったいない」ってなんだろう。

言動が矛盾しているかもしれないと思った出来事でした。

 

ポットはどうしたかというと、

ご想像にお任せします!笑

空っぽヒマタネ事件

パリ音楽留学中のめいぷりんです。

今更ながら付け加えるとクラリネット専攻なのですが、昨日、日本の自宅にてリードの開封作業(リード1本1本のセロハンの包みを剥くこと)、ことヒマ種の殻剥き」をしていて、この事件簿は残しておきたいと、ふと思い立ちました。

(「ヒマ種の殻剥き」はハムスターくんがいた頃に命名されました。せっせとヒマワリの種を剥く様子に何となく似ているとのことです。)

因みに、リードを開封した日には、ちゃんとカレンダーに「ヒマ種」と記録しておきます笑

誰が見ても暗号レベル。いや、魔法の呪文ですね!面倒くさい作業も楽しい感じがしてくる!スンバラシイ!!ここはハムスターになりきって100%楽しみましょう。←頭

 

「空っぽヒマタネ事件」。

起こったのは音楽院の発表会の2週間前のことです。

リードってあんまり新しいと安定しなかったりするので、本番の数週間前に開封して慣らしていく人が多いのですが(個人差あり)、既にこの時、本番2週間前!ギリギリセーフで間に合うはずの予定のはずのはずのはずで...

ここがフランスだということを忘れてはならないのに、ワタシハナニヲシテイルンダ〜

 

悪く言えばケチ根性どっこい、良く言えば倹約家(?)の私は、お店で買うより、Amazon.frで買った方が1箱400円ほど安いことに気がついてしまった!早速Amazonでポチリと2箱ご購入されました。

まさかこれが落とし穴とは気づかず、得したとニシニシしてましたね。(リードって高いんですよ、1箱10本入りでパリだと4000円くらい...泣)

 

寮の受付で早速荷物を受け取った私。

何とはなしに違和感を感じておりました。

流石ハムスターになりきるだけあって五感だけは優れている!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

感じた違和感

1.いつもより軽い

2.振るとカタカタいう

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

大した五感だな。おい!w

 

開けてみて予感的中。

カラッポッポ。

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お見事!リードが綺麗に抜き取られているー!

ちょっと感動!している場合じゃない。

 

さあ、ここからが大変!

先ずはAmazon.frに返品と苦情の申請からです。

やり方は日本のAmazonのサイトと同じことをフランス語でやるのみ。空だったのに、まさかの返送して下さいとのことで、しかも郵便局ではなく返品センターから...。なのに、返品センターの場所さえ記載されてない...。

どうするんじゃい!コラァ!

もうこれは寮の受付さんに泣きつくしかありません。助けて〜と、とりあえず「空っぽ」を連呼する私。こんなの初めてだよーと半分笑いながら返品センターの場所を調べてくれてました。フランス人でもなかなか情報が見つからなくて苦戦してましたね...。

 

結果、4区のBHVという百貨店(?)の5階でした!

(日本でいう6階ですね。1階が0階にフランスではなるので)

 

ここに行き着くまでが、まるでバンゲーム。

さあ、ゴールまで宜しければお付き合いください。

 

先ずは寮の受付のお兄ちゃんにとりあえずBHVに行ってみて、後はお店の人に聞いてと言われ

BHVの館内案内をみても書いてないので、インフォメーションの粋な銀髪ボブのオバチャマにお尋ね。

「上よ上!」って、ここからは上しかないんですが...これって受付の意味あるのかと内心ツッコミを入れつつ、上へ

フライパンの階で、5階と教えてもらい。

受付より分かっとるんちゃうか?と思いつつ、さらに登ること3階分ほど。

とりあえず見つけたのが5階の相談センター。

これ空だったので返送したいのですが...。

「ここじゃないね、あっち」と怪訝な顔で言われ

とりあえずアッチ方面へヨロヨロ〜

その後も色んな人にアッチソッチ言われながら、ご到着。冬だったのに汗だく!

無事に両耳ピアスだらけで、全部の指に指輪してて、刺青だらけの怖そうなお兄さんが対応してくれました。何故かウインクしながら。

なんだかんだ、この強面のニイちゃんが1番親切だったのかも...

 

人は見た目によらないものだと心底思ったのと、この街で1番信頼できるのは自分の足だと思いました。

特に、ある程度値段のするものは自分の目で確かめて、足で取りに行くことをオススメします!笑

 

ということで、スゴロクのお付き合いMerci!

そして

ゴトウチャク オメデトウ!

お邪魔虫

残念なことに、ヨーロッパでのコロナウイルスの感染に歯止めがまだかかっておらず、多くの派遣社員や留学生が帰国しているところです。

私もその1人。

 

今はフライト減便や外出禁止の指令など、帰ってくるのも一苦労です。

日本に到着できた時、ホッとしたと同時に、数々の信じられない書き込みが目に飛び込んできて、凄く嫌な気持ちになりました。

 

「やった!日本帰ってきたよー!誰か遊ぼー??」

「今フライト乗り換えでうどん屋ナウ!」

「帰り道のラーメン旨い!」

「今お寿司食べてる!」

「やっぱ日本食最高!!」

 

はい?はいはいはいはい????

私たちはこれだけ感染が広がっているヨーロッパから帰ってきて、それもまた、そんな人が500人とか800人も乗った12時間缶詰めのフライトから降りたばかり。今は元気でもどこでウイルスを貰っているか分からないのに。

 

本日、帰国した人の外出についてやっと政府が言及してくれましたが、日本人の大人が言われないとできないなんて!気づけないなんて!

恥ずかしい!!

 

私たちが海外にいる間、もの凄い苦労と損失を出して協力し合ってきた日本にいた人たちの気持ち、考えたんでしょうか?

せめて、保菌している可能性のある期間、皆んなが守ってきた日本に「お邪魔している」くらいの感覚は持っていると信じていたのに...!

 

「帰国者の行動制限は3/21からだから、その前に帰った自分は関係ない」と思っている人、ちょっと見る角度を変えてみるべきだと思うのです。20日に帰国した人と、21日に帰国した人の違いって何かあるのでしょうか?

 

自分が無事帰国して物語は終わりにはならないと思うんです。自分から感染拡大の新たなストーリーが始まり、そして誰かの人生の物語に the end と書き加えてしまうかもしれないと思うと、私は恐ろしい。

 

今この時期に、自ら日本に帰ってくることを選んだからには、日本に協調していかなくてはならないし、せめて迷惑を掛けない努力をしなくてはならないと思います。

空港では、私もあまりにもすんなり入国できてしまって驚きましたが、制限が緩いのならば、同じだけ緩むのではなく、その分自ら制限をかけていくだけの思考と判断力を合わせ持ちたいところです。

それが出来ないなら、私たちはただのお邪魔虫に成り下がるだけなのではないでしょうか?

 

数週間前、フランスでも外出や集まりを減らす呼びかけや、咳をする時など肘などで押さえるよう呼びかけていましたが、メトロでも一向に押さえる気配がなく、寮の前でも遊び回る声が前にも増して昼夜関係なく聞こえて来ていて、事態を理解していない人が一定数いることを不安に思っていました。

そして、ついに3日前、外出時に理由を説明する紙を持っていないと罰金を要求される制度が始まりました。そこまでしないと分からないのか...。

 

海外から日本へ帰ってきた皆さん、私たちは違いますよね?他人に迷惑を掛けない教育を幼い頃から受けてきたはず!

罰金されなくとも、自らどのような行動を日本文化の中でとるべきか知っているはず!

海外の生活の中で忘れてしまったのなら思い出す時だと思うのです。

 

私はここにお邪魔虫に成り下がらない宣言を残し、しばしの間、引き篭もりに成り上がりたいと思います。

 

2020年3月20日 めいぷるりん

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マスク体験 in Paris

2020年3月12日になりました。

パリからマスクを着けてみた状況をお届け致します。

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さてさて、只今この記録を忘れる前に今日のうちにまとめておこうと、帰りの車内で書いているところです。

 

ついにフランスもコロナウイルスの感染者数が2000人を超えてきまして、あまりの怖さに今日初めて日本から持参していたマスクを着用してパリの電車に乗ってみました。

まぁ見られること見られること。

至って普通のマスクですよ、白の。別にクマの口とかが描いてある訳じゃないです。

バスでもトラムでもメトロでもマスク着けていたのは私だけでしたね。

視線が痛いとはこういう事なのだと。

 

パリではここ最近、「マスクは法律で禁止されている」と警察官に扮した人から、マスクを着用していた中国出身の方が罰金を支払わされる詐欺が起きていて(禁止なのは目出し帽などです)、マスクを着けているといかに目立ち、フランスでは珍しい物かが窺えると思います。

 

フランスではマスクを着けても予防効果はないと考えいるらしく、友人達には「着けてるのは医者と重病の人だけだよ」と言われ、

更にある先生に「元気?」と聞かれたので「マスク着けてガードしてるから今は元気」と返答したら「何でマスク着けるの?意味ないじゃん」と言われて、

あるオジチャンは隣の男の子に向かって「フランスではあんまり一般的じゃないけど、着ける人もいるんだね〜」とか何とかかんとか。

ある先生に至っては「え!君、病気!?」と、かなり怖がられる有様。

やっぱり私フランスにいるんだなと感じた瞬間でした。

 

というか、というかというか!

この国の人たちは感染を止めようという気はあるの〜😱

重病の人がマスクを着けるということは、仮にマスクの外からの菌に対しては効果がなくとも、中からの菌を飛ばさない効果があるという事に対しては同意している訳ですよね?

 

コロナウイルスは無症状でも保菌している可能性があるのは周知の事実。

マスクが不足しているのは理解してますが、仮に全員がマスクを着けたり、布で鼻や口を覆っていれば飛沫感染は防ぐ事ができるんじゃないかと、素人ながら一日本人としては思うのです。

(前回の記事で書きましたが、このご時世に咳をしているのにマスクもせず、ハンカチや袖で口や鼻を押さえないのは論外ですね。モラルを疑います。)

 

愛国心が強いイメージのあるフランス。

これ以上感染が広がれば、更に経済にも影響が及んでくる=自分たちの生活に関わって来るのに...

 

政府の対応等々、色々ヤキモキする事も多いけれど、国を守る役目が自分たちにもある事、そろそろ気づこうよ。考えようよ。

あなた達の大切なフランスでしょ?

 

個人主義は素敵な所もあると思うし、むしろ個人的には好きだけれど、今それを前面に押し出す時ではないでしょーー!?

 

フランス時間の本日20:00からマクロン大統領より警戒レベルを最高に引き上げる発表があるそうなので、内容に注目していきたいと思います。

 

以上、マスク体験初日の感想を生中継でお伝えしました。

ワタシャバイキンマドモアゼル

優雅なパリの休日

優雅に白で統一された街並みを抜け

優雅に風を感じつつサン・ルイ島へ向かう

優雅に紅のマフラーをなびかせながら

      著:めいぷるりん

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なーんてね!

アホちゃう?何てステレオタイプなの。

 

むしろワタシャ、バイキンマドモアゼル

どうぞ宜しく。

 

おやおや、向こうからパリジェンヌ3人組が歩いてきた。ボンジュールお嬢さん方!ゴキゲンヨウ〜

 

そう、パリジェンヌであろう3人の20代の娘さんが向かいからやってきて...

私を見るなり、1人は口を手で塞ぎ、もう1人は鼻をつまみ、残る1人は顔を背けた。

見ざる言わざる聞かざるならぬ、トリプル吸わザル!

せっかくお気に入りの赤いマフラーをして調子に乗っていたのに、楽しい気分が一瞬で吹き飛んでいった。

あぁ。紅のマフラーよ。

 

分かってますよ、コロナウイルスでございましょ?

アジア人は見た目では何人か判断がつかないので、とりあえず避けておこうってことですわよね。「予防ですから!ね!」

 

いやいや、鼻つまんで何の予防になんねん?

鼻つまむなんて単なる嫌がらせやんな?

私ことバイキンマドモアゼルが日本人だろうと何人だろうと、失礼な態度はいけませんな。

ほんまに予防したいんなら、あんたさん方、マスクした方が良かと思いますよ?

お隣イタリアは今大変な事になってますし、フランスも徐々に感染拡大してきていて、私だって怖いですわ。むしろ私があんたさん方のこと避けたいですわ。誰がウイルス持ってるかも分からんのですし。

 

電車に乗っていてもヒョエーって感じですよ。

①くしゃみ、咳が出ていてもマスクをつけない

②しかも、手やハンカチで押さえない

③酷い時には人に吹きかける

こんな人が日本と比べて非常に多い!

戦々恐々でございますでしょ?

 

1週間に1度の頻度でやってくる大当たり。

帰って速攻で洗髪してますがね、行きの車内でめでたく当選した時には最悪で、1日中、頭のてっぺんが気色わるくて気になっちゃいますわ。

 

そんな、皆さんのご想像通りのおフランスでは、徐々にマスクをつけようというSNSの投稿をチラホラ見かけるようになってきました。

 

1番衝撃的だったのは、「パンツがあなたの命を救う」という文言と共に、マスクの代わりにパンツを被った画像の投稿。

これが流れてきた時には、思わず二度見しましたが、このとんでもない投稿に気づかされるとは!

 

ヨーロッパのマスク系(?)の投稿をみると、自分を守るためにマスクをつけた方が良いって書いてあるものが非常に多いんです。

 

人に移さない、感染を広げないためにマスクをするのではなく、あくまで自分を守るためにつけるよう、推奨しているように見受けられます。

 

それで納得。人に咳やくしゃみを吹きかけようと、自分に害はない訳です...。

 

日本だったら少しの風邪引きでもマスクをしますよね。人様に移さない、他人に迷惑をかけないという意識が根底に流れていて、小さい頃から教育されてきますものね。

 

日々目にする日本のマスク不足のニュース。

自分を守ることが主目的だと思いますが、感染を広げない、人に迷惑をかけないためにも、苦境の時でも列をなしてマスクを探し求められる日本人。当たり前に思うかもしれないけれど、当たり前じゃないこと。他の国にはできないこと。

その精神こそが日本の文化であり、その文化を作り上げ守っている1人1人の日本人が日本の宝なのだと思ったのでした。

 

収束が未だ見えず、世界、政府の対応、判断を待ち、見守るひたすら不安な日々。

これ以上、日本の宝が減らないように祈るばかりです。

 

めいぷるりんブログ第3弾    2020/03/07

北風と太陽とヘッドホン

てててん!

皆様、フランスのストライキのニュースはご存知ですか?もうお聞き及びかと思われますが、言わせて下さい。

大変だったぁああああああ!!

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言えて満足です。ありがとうございます。

閉鎖されていたメトロも数日前辺りから動き始め、ほぼほぼ落ち着いて来ました。

12/5から始まって、約1ヶ月半続いたのですが、ここまで大規模で長期化したのは1995年振りとの事です。レアな経験という事にしておきましょう。

ストについて肯定、否定、色々言いたいことはありますが、自分が減額される立場でもなく、フランス国民でもないし、政治や経済の専門家でもないのでコメントは差し控えたいと思います。笑

ストが始まった最初の1週間は休講になったり何だかんだしていたのですが、学校もずっと休んではいられません。授業があるということは、何とかたどり着かなくては...

タクシーも値が張り上がり、学校まで行くのに片道1万円!とかふざけているので、かなーり無理。自動運転で動いているメトロとトラムとバスと徒歩で何とか辿り着いてましたね。40分バスを待って、混みすぎていて乗せてもらえなかったり...

言い始めたらキリがないです。

 

そんな中で向かった吹奏楽のお手伝い。

毎週、地元のフランス人小中高生のブラスバンドに行かなくてはならないのです 泣

いや、何を隠そう、隠さなくても良いけど、まともに音が出ない子とかいて、初回ではお目々が飛び出ちゃいましたよ!

フランスの凄いところは、そんな子でも舞台にとりあえず乗せちゃう、そして、毎回練習にコンセルヴァトワールの先生が各楽器に数名来て、一緒に吹いて指導することです。

指導方法を見れる事を除けば、最初は正直ものすご〜く面倒くさくて、ましてやストの中わざわざ行きたくないとか勝手なこと思ってましたけど、ツッコミどころが満載すぎて、もはや楽しくなってきました!笑

 

はい。今日も案の定グッチャグチャの混沌とした状態。音がマーブル。お耳がぐいちになりそう!!

そんな中聞こえた、2度目の目が飛び出て、更に耳がぐいちになりそうな言葉

「今のソロは凄く良かった。ブラボー!」と。

え!何の話だ!まさか今のオバケが出そうなソロか!!...マ、マジか。

オバケ屋敷に拍手〜👏

 

基本フランスの年少(?)教育では否定しないっぽいです。

今出来るレベルで最大限努力することが買われます。褒めて伸ばすのが基本方針なんですね!

仮に注意するとしても、出来る限り名指ししないで全体に向けて言います。

個人に向けて言うときは「今のも悪くないけど、こうした方がより良いのでは。あなたならもっと出来る!」って感じです。

その甲斐あってか、本番直前になると意外とまとまって来て、悪くない出来に仕上がります。

不思議不思議のちちんぷいのぷい

 

大人でも子供でもフランス人って妙に自分に自信があるように見えるなぁと一日本人としては思っていて、萎縮してる人ってあんまり見ないんですよねー。自分は自分って感じ。

まさかの混沌ブラスでフランスの自信育成プログラムを垣間見れるとは!

思っても見ない副産物でした笑

いや、むしろ主産物かもしれない。

 

これ、どこかで聞いた話だと思いません?

イソップ寓話の「北風と太陽」。

どちらが早く旅人の服を脱がすことができるか北風と太陽が競争して、太陽が勝利するお話ですよね!

そんな太陽的なフランスの温め教育、素敵だと思いませんか?

 

でね、ヘッドホン!

ふざけてないですよ。大真面目のクソ真面目。

いつも通りね。

ヘッドホン買いに行ったんです。欲しかった商品がセール中なのをホームページで見て知っていたので。が、お店に行ったら値段が変更されてなかった...

画面見せて交渉しようか迷ったんですが、店員のお姉さんにジロッと見られて、自信はどこへやら...ヒュ〜と萎んで行きました。

その後Amazonでコソコソ買いましたとさ。

ちょっと私にもフランスの温め教育が必要かもしれないです。笑

「大丈夫、私はもっとヘッドホンを安くできる!あなたなら出来るぅぅぅぅううううう!」

※意味を取り違えないようにしましょう。

by フランス音楽留学中めいぷるりん