めいぷるりんのパリ留学

フランス留学中のめいぷるりんです♪留学中に気がついたこと、考えさせられたこと、疑問に思ったこと、私の頭と心の中だけじゃなくて、どこかに文字として残したい!初ブログでワケワカメながら書いてみたいと思います!

ワタシャバイキンマドモアゼル

優雅なパリの休日

優雅に白で統一された街並みを抜け

優雅に風を感じつつサン・ルイ島へ向かう

優雅に紅のマフラーをなびかせながら

      著:めいぷるりん

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なーんてね!

アホちゃう?何てステレオタイプなの。

 

むしろワタシャ、バイキンマドモアゼル

どうぞ宜しく。

 

おやおや、向こうからパリジェンヌ3人組が歩いてきた。ボンジュールお嬢さん方!ゴキゲンヨウ〜

 

そう、パリジェンヌであろう3人の20代の娘さんが向かいからやってきて...

私を見るなり、1人は口を手で塞ぎ、もう1人は鼻をつまみ、残る1人は顔を背けた。

見ざる言わざる聞かざるならぬ、トリプル吸わザル!

せっかくお気に入りの赤いマフラーをして調子に乗っていたのに、楽しい気分が一瞬で吹き飛んでいった。

あぁ。紅のマフラーよ。

 

分かってますよ、コロナウイルスでございましょ?

アジア人は見た目では何人か判断がつかないので、とりあえず避けておこうってことですわよね。「予防ですから!ね!」

 

いやいや、鼻つまんで何の予防になんねん?

鼻つまむなんて単なる嫌がらせやんな?

私ことバイキンマドモアゼルが日本人だろうと何人だろうと、失礼な態度はいけませんな。

ほんまに予防したいんなら、あんたさん方、マスクした方が良かと思いますよ?

お隣イタリアは今大変な事になってますし、フランスも徐々に感染拡大してきていて、私だって怖いですわ。むしろ私があんたさん方のこと避けたいですわ。誰がウイルス持ってるかも分からんのですし。

 

電車に乗っていてもヒョエーって感じですよ。

①くしゃみ、咳が出ていてもマスクをつけない

②しかも、手やハンカチで押さえない

③酷い時には人に吹きかける

こんな人が日本と比べて非常に多い!

戦々恐々でございますでしょ?

 

1週間に1度の頻度でやってくる大当たり。

帰って速攻で洗髪してますがね、行きの車内でめでたく当選した時には最悪で、1日中、頭のてっぺんが気色わるくて気になっちゃいますわ。

 

そんな、皆さんのご想像通りのおフランスでは、徐々にマスクをつけようというSNSの投稿をチラホラ見かけるようになってきました。

 

1番衝撃的だったのは、「パンツがあなたの命を救う」という文言と共に、マスクの代わりにパンツを被った画像の投稿。

これが流れてきた時には、思わず二度見しましたが、このとんでもない投稿に気づかされるとは!

 

ヨーロッパのマスク系(?)の投稿をみると、自分を守るためにマスクをつけた方が良いって書いてあるものが非常に多いんです。

 

人に移さない、感染を広げないためにマスクをするのではなく、あくまで自分を守るためにつけるよう、推奨しているように見受けられます。

 

それで納得。人に咳やくしゃみを吹きかけようと、自分に害はない訳です...。

 

日本だったら少しの風邪引きでもマスクをしますよね。人様に移さない、他人に迷惑をかけないという意識が根底に流れていて、小さい頃から教育されてきますものね。

 

日々目にする日本のマスク不足のニュース。

自分を守ることが主目的だと思いますが、感染を広げない、人に迷惑をかけないためにも、苦境の時でも列をなしてマスクを探し求められる日本人。当たり前に思うかもしれないけれど、当たり前じゃないこと。他の国にはできないこと。

その精神こそが日本の文化であり、その文化を作り上げ守っている1人1人の日本人が日本の宝なのだと思ったのでした。

 

収束が未だ見えず、世界、政府の対応、判断を待ち、見守るひたすら不安な日々。

これ以上、日本の宝が減らないように祈るばかりです。

 

めいぷるりんブログ第3弾    2020/03/07