めいぷるりんのパリ留学

フランス留学中のめいぷるりんです♪留学中に気がついたこと、考えさせられたこと、疑問に思ったこと、私の頭と心の中だけじゃなくて、どこかに文字として残したい!初ブログでワケワカメながら書いてみたいと思います!

お邪魔虫

残念なことに、ヨーロッパでのコロナウイルスの感染に歯止めがまだかかっておらず、多くの派遣社員や留学生が帰国しているところです。

私もその1人。

 

今はフライト減便や外出禁止の指令など、帰ってくるのも一苦労です。

日本に到着できた時、ホッとしたと同時に、数々の信じられない書き込みが目に飛び込んできて、凄く嫌な気持ちになりました。

 

「やった!日本帰ってきたよー!誰か遊ぼー??」

「今フライト乗り換えでうどん屋ナウ!」

「帰り道のラーメン旨い!」

「今お寿司食べてる!」

「やっぱ日本食最高!!」

 

はい?はいはいはいはい????

私たちはこれだけ感染が広がっているヨーロッパから帰ってきて、それもまた、そんな人が500人とか800人も乗った12時間缶詰めのフライトから降りたばかり。今は元気でもどこでウイルスを貰っているか分からないのに。

 

本日、帰国した人の外出についてやっと政府が言及してくれましたが、日本人の大人が言われないとできないなんて!気づけないなんて!

恥ずかしい!!

 

私たちが海外にいる間、もの凄い苦労と損失を出して協力し合ってきた日本にいた人たちの気持ち、考えたんでしょうか?

せめて、保菌している可能性のある期間、皆んなが守ってきた日本に「お邪魔している」くらいの感覚は持っていると信じていたのに...!

 

「帰国者の行動制限は3/21からだから、その前に帰った自分は関係ない」と思っている人、ちょっと見る角度を変えてみるべきだと思うのです。20日に帰国した人と、21日に帰国した人の違いって何かあるのでしょうか?

 

自分が無事帰国して物語は終わりにはならないと思うんです。自分から感染拡大の新たなストーリーが始まり、そして誰かの人生の物語に the end と書き加えてしまうかもしれないと思うと、私は恐ろしい。

 

今この時期に、自ら日本に帰ってくることを選んだからには、日本に協調していかなくてはならないし、せめて迷惑を掛けない努力をしなくてはならないと思います。

空港では、私もあまりにもすんなり入国できてしまって驚きましたが、制限が緩いのならば、同じだけ緩むのではなく、その分自ら制限をかけていくだけの思考と判断力を合わせ持ちたいところです。

それが出来ないなら、私たちはただのお邪魔虫に成り下がるだけなのではないでしょうか?

 

数週間前、フランスでも外出や集まりを減らす呼びかけや、咳をする時など肘などで押さえるよう呼びかけていましたが、メトロでも一向に押さえる気配がなく、寮の前でも遊び回る声が前にも増して昼夜関係なく聞こえて来ていて、事態を理解していない人が一定数いることを不安に思っていました。

そして、ついに3日前、外出時に理由を説明する紙を持っていないと罰金を要求される制度が始まりました。そこまでしないと分からないのか...。

 

海外から日本へ帰ってきた皆さん、私たちは違いますよね?他人に迷惑を掛けない教育を幼い頃から受けてきたはず!

罰金されなくとも、自らどのような行動を日本文化の中でとるべきか知っているはず!

海外の生活の中で忘れてしまったのなら思い出す時だと思うのです。

 

私はここにお邪魔虫に成り下がらない宣言を残し、しばしの間、引き篭もりに成り上がりたいと思います。

 

2020年3月20日 めいぷるりん

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